| 仕事の原点 |
父はとても働き者でした。
従業員が3人ほどの工務店を経営していて毎日朝早くから働いており、子供の私が朝起きる頃には父はいつも出社していました。
そんなに毎日一生懸命働いていたにもかかわらず、バブル崩壊による工事の減少、発注元からの理不尽な要求などで父の会社の業績も悪くなり倒産寸前に追い込まれました。
そんな厳しい状況の時、父が「このままでは、会社が倒産してしまうかもしれない、しかし、どんなことをしても家族や従業員は守る」と話しているのを聞いて小学生の私はとても感動したことを覚えています。
自宅と父の会社が遠かったこともあり、父の会社に私が始めて訪れたのは大人になってからでした。父の会社に一歩踏み入れたとき「雨の日も、風の日も、毎日毎日朝早くからここで働いて自分や家族を養ってくれたのか」と不意に胸に熱いものがこみ上げてきました。
このような父の姿が今の私の仕事の原点のような気がします。
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